● ポセイドン・アドベンチャー(原題:The Poseidon Advenure)
監 督 :ロナルド・ニーム
出 演 :ジーン・ハックマン、アーネスト・ボーグナイン
ジャンル:アクション(パニック、人間ドラマ)
1972年 アメリカ
「パニック映画」というジャンルを確立した名作!
注)以下、ネタバレだらけです!
【あらすじ】
豪華客船・ポセイドン号は地中海をギリシャに向かっています。
乗客の一人・スコット牧師(ジーン・ハックマン)は「神様は忙しい。各人が努力しなさい!」と説教する変わり者です。
船の大食堂ホールで大晦日のパーティーが開かれているちょうどその時、クレタ島沖で置きた地震による津波が船を襲うのです。
船はゆっくりと転覆し、今までの床が天井に、つまり180°回転します。
その過程で多くの人が命を失います、助かったスコット牧師は「ここにいては危ない、船底(今は上!)まで移動しよう!」と提案するのですが、たまたまそこにいた船の事務長は「このままここにいて救助隊を待とう!」と言います。
牧師は数少ない賛同者を連れて移動を開始しますが 、直後に海水が突入しホールは阿鼻叫喚の渦となります。
牧師は賛同者9名しか救うことができませんでした。
そこから皆は力を合わせて生きるために運命と戦っていくのですが、刻々と海水が上がってきて … 。
【感想】
この映画は昔中央線中野駅南口の映画館(名画座?)で見たような気がします。
あの頃は時間が十分あったんですね。
名画座は、国立にもあったっけ!
生き延びるにはタフでなければ.。
昔の映画ですからCGなんぞ無く、全て実写だそうです。
CGなんか使わなくても立派なパニック映画は出来るってことですね。
予算も掛ったでしょうが危険も大きかったことでしょう。
最初は十人で行動を起こすのですが … 最後に助かるのは六人です。
誰が何故脱落していくのか … 。
スコット牧師は普段の説教通り、常に前向きで皆を引っ張っていくのです。
劇中、ホールでバンドが演奏する曲「モーニングアフター」は私はいいなと思っていたらアカデミー歌曲賞を取っているようです。
モーリン・マクガバンという人が吹き替えているらしいですが、知らなかったです。(吹き替えだとは思ってなかった)
2006年にもリメイクされましたがラズベリー賞をもらっています。(こちらにはジョシュ・ルーカス=「ウォルター少年と夏の休日」の大人になったウォルター が出演しています。)
今は亡きアーネスト・ボーグナインの元気な姿も見ることができます。
関連作品:RED/レッド … アーネスト・ボーグナイン出演
2018.09. ................ 傑作映画館の目次ページへ